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SE構法で家を建てたいと考えたとき、「坪単価はいくらくらい?」「35坪なら総額はいくら?」「一般的な木造住宅よりどのくらい高くなる?」と、具体的な費用が気になる方も多いでしょう。
しかし、SE構法の家には「坪単価○万円」「35坪なら○万円」といった統一された価格があるわけではありません。
SE構法は住宅そのものの商品名ではなく、構造用集成材や専用のSE金物、一棟ごとの構造計算などを組み合わせた木造の構造システムです。
実際の住宅価格は、SE構法を採用する住宅会社の標準仕様や設計内容、延床面積、断熱性能、住宅設備、内装、外構などによって変わります。
さらに、同じ35坪の住宅でも、一般的な広さのLDKをつくる家と、30畳以上の柱の少ないLDK、大きな窓、吹き抜け、ビルトインガレージを組み合わせた家では、必要となる構造や設備も異なります。
そのため、SE構法の費用を考えるときは、坪単価だけを見るのではなく、「実際に住める状態まで完成させるために総額でいくら必要なのか」を確認することが重要です。
ここでは、SE構法の家にかかる費用を、建物本体、構造、住宅性能、設備、付帯工事、外構、諸費用などに分けながら、総額を判断するときのポイントを解説します。
SE構法について「坪単価はいくらですか?」と気になる方もいるでしょう。
しかし、SE構法そのものに統一された住宅価格や坪単価が設定されているわけではありません。
SE構法は建物の構造をつくるシステムであり、実際の住宅はSE構法の登録施工店である工務店・住宅会社などが設計・施工します。
住宅会社によって、標準となる断熱性能、窓、外壁、床材、キッチン、浴室、造作、設計内容などが異なるため、同じSE構法を採用していても住宅価格は変わります。
例えば、どちらも延床面積35坪の住宅だったとしても、次のようなプランでは必要となる費用が異なります。
| 比較項目 | プランA | プランB |
|---|---|---|
| 延床面積 | 35坪 | 35坪 |
| 建物形状 | 比較的シンプル | 凹凸や持ち出しあり |
| LDK | 一般的な広さ | 30畳以上の大空間 |
| 窓 | 一般的な開口 | 庭側に大開口 |
| 吹き抜け | なし | あり |
| ガレージ | 屋外駐車 | ビルトインガレージ |
床面積が同じでも、柱と柱の距離、開口部の大きさ、吹き抜け、上階の位置などによって必要な梁や構造設計が変わります。
さらに、窓や設備、仕上げなどの仕様が違えば、住宅全体の総額にも差が出ます。
住宅広告などで表示される「建物本体価格」だけでは、実際に家づくりへ必要な金額を把握できない場合があります。
住宅を完成させるには、建物本体以外にも、土地条件による工事、給排水や電気などの付帯工事、外構、各種諸費用などが必要です。
そのため、SE構法の家を検討するときは、本体価格ではなく、実際に暮らし始められる状態までに必要な総額を確認しましょう。
住宅の価格を比較するときによく使われるのが「坪単価」です。
一般的には、住宅価格を坪数で割って算出します。
しかし、「住宅価格」の中に何を含めるのかは住宅会社によって異なる場合があります。
例えば、一方の住宅会社では建物本体だけを坪単価計算の対象とし、別の住宅会社では一部の設備や工事まで含めていることもあります。
そのため、「坪単価80万円」と「坪単価90万円」をそのまま比較しても、実際にどちらが安いか判断できない可能性があります。
住宅会社によっては、坪単価を算出するときに延床面積ではなく施工床面積などを基準にする場合があります。
吹き抜け、バルコニー、玄関ポーチなどをどのように扱うかによって、分母となる面積が変わる可能性があります。
坪単価を比較するときは、「何円か」だけではなく、どの面積をもとに算出しているのか確認しましょう。
坪単価へ含まれない可能性がある費用として、例えば次のようなものがあります。
・設計に関する費用
・地盤調査・地盤改良
・給排水の引き込み
・電気やガスなどの付帯工事
・外構
・照明
・カーテン
・エアコン
・登記などの諸費用
坪単価が低く見えても、後から別途費用が加われば最終的な総額が高くなることもあります。
坪単価は住宅価格を把握するための一つの指標ですが、家づくり全体の予算を決めるためには不十分です。
特にSE構法では、希望する大空間や大開口などによって構造内容が変わるため、坪数だけを基準に価格を判断しないほうがよいでしょう。
SE構法の家を比較するときは、「坪単価はいくら?」ではなく、「希望する間取り・性能・設備を含めて、最終的にいくら必要ですか?」と確認することが重要です。
SE構法の家に必要な総額を考えるときは、住宅にかかる費用をいくつかに分けて整理すると分かりやすくなります。
| 費用区分 | 主な内容 | SE構法との関係 |
|---|---|---|
| 建物本体 | 基礎・躯体・屋根・外壁・内装など | 構造部分で関係あり |
| 構造関連 | 構造用集成材・SE金物・構造設計など | 強く関係する |
| 住宅性能 | 断熱材・気密・窓・換気など | 基本的には別の性能要素 |
| 住宅設備 | キッチン・浴室・洗面・トイレ・給湯など | 基本的には別要素 |
| 付帯工事 | 給排水・電気・仮設・解体など | 基本的には別要素 |
| 土地条件 | 地盤改良・造成・擁壁など | 土地・建物条件による |
| 外構 | 駐車場・アプローチ・門塀・植栽など | 基本的には別要素 |
| 諸費用 | 登記・ローン・保険など | 基本的には別要素 |
| 家具・家電等 | 家具・家電・カーテン・引っ越しなど | 別要素 |
見積もりの総額が高かったとしても、そのすべてがSE構法による費用ではありません。
構造以外の住宅性能、設備、土地条件、外構なども大きく影響します。
建物本体工事には、住宅そのものをつくるためのさまざまな工事が含まれます。
一般的には、基礎、構造躯体、屋根、外壁、内部の床・壁・天井、建具などが該当します。
ただし、どこまでを「建物本体」に含めるかは住宅会社によって異なる場合があります。
同じSE構法でも、住宅会社によって標準仕様は異なります。
例えば、標準の床材、外壁、屋根、建具などのグレードが異なれば、建物本体価格にも差が出ます。
比較するときは「SE構法だから高い」と判断する前に、それぞれの住宅会社で何が標準仕様に含まれているのか確認しましょう。
見積書に「本体工事」と書かれていても、その中に照明や空調、屋外給排水などが含まれているとは限りません。
本体価格を見るときは、その金額だけでなく、何が含まれ、何が別途になっているのか確認することが大切です。
SE構法では、柱や梁などの主要な構造材として、強度・品質が管理された構造用集成材を使用します。
一棟ごとの構造計算を行い、実際に柱や梁へ加わる力に応じて必要な部材を選定します。
大空間などで柱間の距離を広げる場合は、梁へかかる力も大きくなるため、必要となる部材の条件が変わることがあります。
SE構法では、柱と梁の接合に専用のSE金物などを使用します。
木材だけでなく接合部まで含めて構造システムを構成し、大空間や大開口を検討できる木造ラーメン構造をつくります。
SE構法では、最終的な意匠図や地盤情報などをもとに、一棟ごとに構造計算を行います。
上部構造について計算を行い、耐力壁の位置、梁の高さなどを確認したうえで、基礎についても構造計算を進めます。
大空間、大開口、吹き抜けなどがある場合も、実際のプランを反映して必要な構造を検討します。
構造設計にかかる費用は、すべての住宅で同じとは限りません。
大きな開口や持ち出し、複雑な建物形状などがあれば、構造解析や設計に必要な検討が増えることがあります。
つまり、SE構法の構造費についても、「延床面積が同じなら同じ」と考えることはできません。
SE構法は建物の構造に関するシステムです。
そのため、SE構法を採用しただけで自動的に高断熱・高気密住宅になるわけではありません。
実際の断熱性能は、断熱材、窓、施工方法、気密、換気計画などによって決まります。
断熱材の種類や厚み、高性能な窓などを採用すれば、その分費用が変わります。
一方で、断熱性能は完成後の冷暖房効率や快適性にも関係します。
構造費だけを重視するのではなく、住宅全体の性能バランスを考えましょう。
SE構法を検討する方の中には、庭へ大きく開く窓や眺望を楽しめる大開口を希望する方もいるでしょう。
窓を大きくすると、構造だけでなくサッシやガラスの費用も変わります。
さらに、大きな窓は室内外の熱の出入りにも影響するため、断熱性能の高い窓を選ぶことが重要になります。
キッチン、浴室、洗面、トイレ、給湯設備などの価格は、SE構法そのものとは基本的に別の費用です。
同じSE構法の住宅でも、設備グレードによって総額は大きく変わることがあります。
例えば、構造部分の差額はそれほど大きくなくても、キッチンや浴室、造作洗面などをアップグレードしたことで見積総額が上がっている場合があります。
「SE構法の家だから高い」と判断する前に、設備仕様による価格差を確認しましょう。
複数の住宅会社から見積もりを取る場合は、できるだけ同程度の設備条件で比較すると違いを判断しやすくなります。
標準設備のメーカーやシリーズ、オプションになっているものなどを確認しておきましょう。
家を建てるには、建物本体以外にもさまざまな工事が必要です。
例えば、次のような費用があります。
・仮設工事
・屋外給排水工事
・電気の引き込み
・ガス工事
・既存建物の解体
・既存配管などの撤去
こうした付帯工事が建物本体価格へ含まれているか、別途見積もりになっているか確認しましょう。
道路から建物までの距離、既存設備の有無、建て替えか新築かなどによっても付帯工事費は異なります。
同じ建物プランでも、建築する土地が違えば総額が変わる可能性があります。
住宅を建てる前には地盤の状態を確認し、必要に応じて地盤への対応を検討します。
地盤調査の結果によっては、地盤改良などの費用が発生する場合があります。
SE構法でも構造計算時に地盤調査報告書などの情報を用い、上部構造から伝わる力を踏まえて基礎を検討します。
敷地に高低差がある場合や、既存の擁壁がある場合には、造成や擁壁への対応が必要になることがあります。
土地購入時に価格が安く見えても、建築するための工事費が増えれば家づくり全体の総額は大きくなります。
地盤改良や造成工事が必要になった場合、それをすべてSE構法の費用として考えるのは適切ではありません。
こうした費用は土地の状態や建物条件によって発生するもので、ほかの構法でも必要になる可能性があります。
SE構法の構造費と、土地そのものによって必要になる工事費を分けて確認しましょう。
住宅を建てた後には、駐車場、玄関アプローチ、門塀、フェンス、植栽などの外構工事も必要になります。
外構費が建物見積もりに含まれていない場合は、別途予算を確保しておく必要があります。
同じ住宅でも、敷地が広ければ施工する面積も増える可能性があります。
また、高低差がある敷地では階段や土留めなどが必要になる場合があります。
建物だけに予算を使い切らず、外構まで完成させるために必要な金額を確認しましょう。
家づくりでは、工事費以外にも各種手続きなどに費用がかかります。
例えば、住宅ローンに関する費用、登記、保険などです。
必要になる項目は購入方法や資金計画によって異なるため、住宅会社や金融機関などへ確認しましょう。
住宅完成後に新しい家具や家電を購入する場合は、その費用も必要です。
大きな窓を採用する住宅では、カーテンやブラインドなどもサイズ・仕様によって費用が変わる場合があります。
また、現在の住まいから新居への引っ越し費用も予算に含めておきましょう。
「建物にいくらかかるのか」を考えるときは、建物本体だけでなく、住宅を完成させるために必要な工事を含めて考えることが重要です。
例えば、次のような費用です。
建物本体
+ 構造関連
+ 住宅性能
+ 設備
+ 付帯工事
+ 必要な土地対応
+ 外構
どこまでを建物総額に含めるかは見積もりによって異なるため、それぞれの項目を確認しましょう。
土地から購入する場合は、建物だけでなく土地取得費も必要です。
さらに、登記などの諸費用や家具・家電、引っ越し費用なども加わります。
そのため、家づくり全体では次のように考えると分かりやすくなります。
家づくり総予算 = 土地関連費用 + 建物関連費用 + 諸費用 + 入居に必要な費用
土地探しを先に進め、土地へ予算をかけすぎると、建物へ十分な予算を残せなくなることがあります。
SE構法で大空間・大開口などを希望している場合は、土地購入前から住宅会社へ希望する家の概算予算を相談しておくとよいでしょう。
一般的には、住宅が大きくなれば必要な材料や施工量も増えるため、建築費にも影響します。
ただし、単純に坪数へ一定の坪単価を掛ければ総額が出るわけではありません。
シンプルな矩形の住宅と、凹凸や持ち出しの多い住宅では、構造・屋根・外壁などの条件が異なります。
建物形状が複雑になることで、施工量や構造設計の内容が変わる場合があります。
SE構法で大空間をつくる場合は、床面積だけでなく柱と柱の距離である「スパン」が重要です。
スパンが長くなるほど梁へかかる負担も大きくなるため、必要となる構造材の条件が変わることがあります。
大きな窓を設ける部分には、耐力壁を配置できません。
そのため、大開口の位置や幅によって建物全体の構造計画が変わる場合があります。
また、窓そのものについても大型のサッシや高性能ガラスなどによって費用が変わります。
吹き抜けでは上階の床がなくなり、ビルトインガレージでは車が出入りするための大きな開口が必要になります。
こうした間取りを取り入れる場合は、一般的な間取りと構造条件が変わることがあります。
総額へ大きく影響するのは構造だけではありません。
断熱性能、窓、キッチン、浴室、床材、造作家具、外壁など、さまざまな仕様によって住宅価格は変わります。
見積もりが高くなった場合は、SE構法部分と、それ以外の仕様アップによる費用を分けて確認しましょう。
「35坪のSE構法住宅ならいくら?」「40坪ならいくら?」と具体的な価格を知りたい方もいるでしょう。
しかし、坪数だけで住宅の総額を算出することはできません。
例えば35坪でも、間取りや構造条件によって必要な費用は異なります。
| プラン | 主な特徴 | 費用へ影響しやすい要素 |
|---|---|---|
| A | シンプルな2階建て・一般的なLDK | 比較的シンプルな構造・仕上げ |
| B | 30畳以上のLDK・大開口・吹き抜け | 梁・接合部・窓・空調など |
| C | ビルトインガレージ・大空間・複雑な建物形状 | 大開口・構造設計・基礎・外壁等 |
同じ35坪でも、プランA・B・Cでは住宅の内容が大きく違います。
そのため、「35坪なら○万円」と一律に判断するのではなく、具体的な希望条件を伝えて見積もりを取る必要があります。
例えば40坪の家で広いLDKを希望する場合でも、リビング中央に柱が1本あってもよい場合と、完全な無柱空間を希望する場合では構造条件が異なります。
総面積だけでなく、どの部分をどのような空間にしたいかを整理しましょう。
30畳や40畳といった床面積だけで、大空間にかかる構造費を判断することはできません。
重要なのは柱と柱の距離や、上階からどの程度の荷重がかかるのかです。
広いLDKでも、途中に柱があってよい場合は、無柱空間に比べて構造計画の選択肢が広がる可能性があります。
反対に、「視線を遮る柱を一切設けたくない」という場合は、梁や接合部などへ求められる条件が変わることがあります。
大空間に加えて大きな窓や吹き抜けを設ける場合は、構造費だけを見ればよいわけではありません。
大型サッシ、ガラス、断熱、空調、日射対策などの費用も住宅全体の総額へ影響します。
大空間住宅を検討するときは、「柱をなくすためにいくらかかるか」だけではなく、その空間を快適に使うために必要な住宅性能まで含めて考えることが大切です。
まず、住宅の大きさをできるだけそろえます。
30坪と40坪の住宅を比較しても、構法による価格差を判断することはできません。
一般的なLDKと、柱のない35畳LDKでは構造条件が違います。
柱位置、大開口、吹き抜けなど、希望する間取り条件をそろえましょう。
構造費を比較する場合は、どの程度の耐震性能を前提にしている住宅なのか確認する必要があります。
「木造住宅」という括りだけでは、実際の構造設計内容まで比較できません。
一方が高断熱・高気密仕様で、もう一方が一般的な断熱仕様であれば、総額に差が出るのは当然です。
構造だけでなく住宅性能の条件も確認しましょう。
大型の高性能窓、高級キッチン、無垢床、造作家具などが含まれていれば、その分総額も変わります。
できるだけ同じグレードに合わせて比較すると、構法による違いを把握しやすくなります。
一方の見積もりに外構や給排水工事が含まれ、もう一方には含まれていなければ、合計金額だけを比較することはできません。
それぞれの見積もりで、どこまでが含まれているのか確認しましょう。
「SE構法3,500万円・一般木造3,000万円」のように合計金額だけを見るのではなく、同じ間取り・性能・設備・工事範囲になっているか確認してから比較しましょう。
まず確認したいのが、本体価格の範囲です。
屋外給排水、照明、空調などが含まれているのか、別途なのかを確認しましょう。
構造用集成材、SE金物などの費用が本体工事へ含まれているのか、別項目なのか確認します。
住宅会社によって見積もり上の表示方法が異なる場合があります。
設計料や構造計算に関する費用がどの項目に含まれているか確認しましょう。
あとから別途加算される費用がないかも聞いておくと安心です。
基礎工事の費用がどこまで含まれているか、地盤改良が必要になった場合はどのように扱うのか確認します。
断熱材、サッシ、ガラスなどの仕様を確認します。
大開口住宅では窓の価格が総額へ影響することもあります。
キッチン、浴室、洗面、トイレなどについて、見積もりに入っている商品・仕様を確認します。
標準から変更した場合にどの程度金額が変わるのか聞いておきましょう。
給排水、電気、外構などが別途になっていないか確認します。
住宅本体だけの見積もりで資金計画を立てないことが大切です。
現時点の見積もりに含まれていないものや、打ち合わせの進行によって追加される可能性がある項目を確認しましょう。
契約時の金額だけでなく、「この先どの項目が変動しやすいですか?」と聞いておくと予算オーバーを防ぎやすくなります。
住宅会社へ相談するときは、建物本体に使える金額だけでなく、土地や外構、諸費用などを含めた家づくり全体の予算を伝えましょう。
総予算が分かれば、住宅会社も建物へどの程度予算を配分できるのか判断しやすくなります。
土地と建物を別々に考えると、気に入った土地を購入した後で建築予算が足りなくなる可能性があります。
希望するSE構法住宅の概算と土地購入費をあわせて検討することが重要です。
家づくりでは、予算内ですべての要望を実現できるとは限りません。
例えば、次のように優先順位を整理します。
・柱の少ない大空間は優先したい
・耐震性は妥協したくない
・大きな窓は庭側だけでよい
・キッチンのグレードは調整できる
・造作家具は必要な場所だけにする
・外構は段階的に整備することも検討する
こうした優先順位が分かれば、住宅の価値を落とさずに予算を調整しやすくなります。
住宅の構造や断熱などは、完成後に大きく変更するのが難しい部分です。
一方、家具や一部の造作などは、入居後に追加できる場合があります。
新築時に優先すべきものと、後から追加できるものを分けて考えましょう。
構造計算によって必要とされた柱、梁、耐力壁、接合部などは、建物を安全に成立させるためのものです。
予算オーバーだからといって、必要な構造部材を任意に減らすことはできません。
構造費を調整したい場合は、必要なスパンや間取りそのものを見直すなど、設計全体から検討する必要があります。
住宅を長く使うためには、構造だけでなく雨水の侵入を防ぐことも重要です。
外壁、屋根、防水など、建物の耐久性に関わる部分については、初期費用だけで判断せず長期的な維持まで考えましょう。
広いLDKや吹き抜け、大きな窓を採用する住宅では、冷暖房する空間も大きくなります。
構造上は大空間を実現できても、断熱・気密、窓、空調計画が十分でなければ快適性を損なう可能性があります。
大空間そのものと、その空間を快適に使うための住宅性能をセットで考えましょう。
予算調整では、設備や内装、造作などのグレードや範囲を見直す方法もあります。
すべてを削るのではなく、自分たちの暮らしで価値を感じるものへ予算を集中させることが大切です。
WHALE HOUSEはSE構法施工登録店として、SE構法を採用した住宅を設計・施工しています。
ただし、家づくりで最初に決めるべきなのは「SE構法の坪単価」ではありません。
まず、どのような暮らしをしたいのか、どのくらいの広さが必要なのか、どこに大きな窓が欲しいのかといった希望を整理することが重要です。
「30畳以上のLDKにしたい」「庭側に大きな窓をつくりたい」といった希望があれば、その条件を反映したプランをつくります。
そのうえで、SE構法による構造設計を行い、必要な柱、梁、耐力壁などを検討します。
具体的な間取りがなければ、SE構法に必要な構造費を正確に判断することも難しいため、希望する空間から相談することが大切です。
WHALE HOUSEでは、構造だけでなく断熱・気密、換気、窓なども含めて住宅を考えます。
大空間をつくる場合は、その空間を一年を通して快適に使えることまで考える必要があります。
「SE構法部分はいくらか」という一部分だけではなく、希望する家を完成させるための総額を確認しましょう。
家づくりの予算には限りがあります。
例えば、「大空間と耐震性は優先したいが、設備グレードは調整できる」といった希望を伝えれば、どの部分へ予算をかけるか整理しやすくなります。
予算だけでなく、何を大切にしたいのかまで住宅会社へ伝えることが重要です。
土地から購入する場合は、土地価格だけで判断せず、希望する住宅を建てた場合の総額も確認しましょう。
土地条件によって地盤や造成、外構などの費用が変わる場合もあります。
土地と建物を別々に考えず、家づくり全体の予算から逆算することが大切です。
SE構法の家の費用は、坪単価だけでは判断できません。
希望する間取り・大空間・住宅性能・設備・土地条件まで含めて、最終的に必要な総額を確認しましょう。
SE構法そのものに統一された住宅坪単価はありません。
SE構法は住宅の構造システムであり、実際の住宅価格は、施工する住宅会社、延床面積、間取り、住宅性能、設備、仕上げなどによって変わります。
坪単価だけではなく、希望する家を完成させた場合の総額で確認しましょう。
35坪という延床面積だけで総額を算出することはできません。
同じ35坪でも、一般的なLDKと30畳以上の大空間では構造条件が異なります。
さらに、大開口、吹き抜け、ガレージ、断熱性能、設備などによっても価格は変わります。
住宅が大きくなれば坪単価が変わる場合はありますが、「40坪なら必ず坪単価が下がる」と一律にはいえません。
建物形状、構造、設備、住宅性能などによって総額は変わります。
坪単価の変化ではなく、必要な総予算を確認しましょう。
見積もりの表示方法は住宅会社によって異なります。
構造材、SE金物、構造設計などが個別に表示される場合もあれば、建物本体価格の中に含まれている場合もあります。
SE構法によってどの部分に費用がかかっているのか知りたい場合は、見積もりの内訳を住宅会社へ確認しましょう。
基本的には、外構や地盤改良はSE構法そのものの費用とは別に考えます。
外構は敷地や希望するデザイン、地盤改良は土地の地盤条件などによって必要性・費用が変わります。
ただし、家づくり全体の総予算には含めて考える必要があります。
大空間だから一律に○万円高くなるわけではありません。
ただし、柱と柱の距離を長くしたり、大きな窓や吹き抜けを組み合わせたりすると、必要な梁や接合部、構造設計の条件が変わる場合があります。
さらに、大型サッシや空調など構造以外の費用も影響します。
複数社を比較することは、価格や提案内容を理解するうえで参考になります。
ただし、単純に総額が安い会社を選ぶのではなく、同じ延床面積、間取り、耐震性能、断熱性能、設備、工事範囲で比較することが重要です。
見積もり条件が違う場合は、何が価格差につながっているのか確認しましょう。
SE構法の費用を考えるときは、総額だけでなく、費用が上がる理由や予算の調整方法もあわせて確認しましょう。
SE構法そのものに、統一された住宅坪単価や総額が設定されているわけではありません。
SE構法は住宅を支える構造システムであり、実際の住宅価格には建物本体、構造、断熱・気密、窓、設備、付帯工事、土地条件、外構、諸費用などさまざまな要素が影響します。
そのため、「SE構法は坪単価○万円だから、35坪なら○万円」と単純に計算するだけでは、実際に必要となる費用を把握できません。
同じ35坪・40坪の住宅でも、柱の少ない大空間、大きな窓、吹き抜け、ビルトインガレージなどを採用すれば構造条件は変わります。
さらに、高性能な窓や断熱、キッチン、浴室、外壁、造作などの仕様によっても総額は変わります。
SE構法と一般的な木造住宅を比較するときは、単純な坪単価ではなく、同じ延床面積・間取り・耐震性能・断熱性能・設備・工事範囲をそろえた状態で、完成までに必要な総額を比較することが大切です。
また、見積もりを受け取ったら、本体価格だけを見るのではなく、構造計算、基礎、付帯工事、外構など、どこまで含まれているのか確認しましょう。
家づくり全体の予算を先に決め、「大空間は優先したい」「設備は調整できる」といった優先順位まで住宅会社へ伝えておけば、必要な部分へ予算を配分しやすくなります。
SE構法の費用で本当に確認したいのは、「坪単価はいくらか」ではなく、「自分たちが実現したい家を完成させるには総額でいくら必要か」です。
WHALE HOUSEはSE構法施工登録店として、柱の少ない大空間や大きな窓などを取り入れた住宅を設計・施工しています。
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参照元:WHALE HOUSE公式HP(https://www.whalehouse.co.jp/concept/library/se構法/)