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注文住宅を建てるときは、現在の家族構成や暮らし方をもとに間取りを考えます。
しかし、30年・40年と暮らしていれば、子どもの成長や独立、在宅勤務、親との同居、老後の生活など、家族の状況は変化していきます。
新築時には使いやすかった間取りでも、将来は「子ども部屋を一つにつなげたい」「個室を取り込んでLDKを広げたい」「仕事部屋をつくりたい」と考えることもあるでしょう。
そこで重要になるのが、建物の構造を活かしながら、将来の暮らしに合わせて間取りを変更できるかという視点です。
SE構法では、建物を支える柱・梁などの構造躯体と、間仕切り壁・内装・設備などを分けて考える「スケルトン・インフィル」の考え方を取り入れやすいため、将来のリフォームや間取り変更を検討しやすい特徴があります。
ただし、「SE構法ならどの壁でも自由に撤去できる」「窓や吹き抜け、増築も自由につくれる」という意味ではありません。
構造上必要な柱・梁・壁、基礎、外壁開口などを変更する場合には、設計図書を確認し、必要に応じて構造検討を行う必要があります。また、水回りの移動には配管など構造とは別の制約もあります。
ここでは、SE構法がリフォーム・間取り変更を考えやすい理由と、変更しやすい部分・構造確認が必要な部分を具体的に解説します。
SE構法で将来の間取り変更を考えやすい理由の一つが、「スケルトン・インフィル」という考え方です。
住宅を大きく分けると、建物そのものを支える構造部分と、暮らし方に合わせて設ける間取り・設備部分があります。
| 区分 | 主な内容 |
|---|---|
| スケルトン | 柱・梁・基礎など住宅を支える構造躯体 |
| インフィル | 間仕切り壁・内装・収納・設備など暮らしに合わせて変える部分 |
構造を長く利用しながら、その内部を暮らしの変化に合わせて更新していくのがスケルトン・インフィルの基本的な考え方です。
SE構法は、柱と梁を強固に接合した木造ラーメン構造を基本としています。
そのため、住宅全体の耐震性を間仕切り壁だけに依存させず、柱・梁や構造上必要な耐力要素を計画することで、暮らしを区切るための間仕切り壁を将来変更しやすくできる場合があります。
例えば、子どもが小さい間は広い一室として使い、成長したら壁をつくって2室へ分け、独立後には再び広い空間へ戻すといった使い方が考えられます。
SE構法に可変性があるからといって、柱・梁・壁をすべて自由に変更できるわけではありません。
次のような部分については、構造・設備・法規などの確認が必要です。
・構造上必要な柱
・梁
・耐力壁・耐力フレームなどの構造要素
・SE金物などの接合部
・基礎
・外壁の開口部
・吹き抜け・床
・給排水設備
・増築・減築部分
「間仕切りを変えること」と「構造そのものを変えること」は分けて考えることが重要です。
スケルトンとは、住宅を構造的に支える部分です。
SE構法では、柱・梁・接合部・基礎などが建物の骨格を構成します。
地震や風、建物自体の重さなどに対して必要な安全性を確保するため、一棟ごとに構造計算を行い、必要な部材や配置を決めます。
一方、インフィルは住宅内部の暮らし方に関係する部分です。
例えば、次のようなものがあります。
・間仕切り壁
・内装
・収納
・キッチン
・洗面
・浴室
・設備機器
こうした部分は、構造躯体よりも先に暮らしの変化や設備の更新時期を迎える可能性があります。
住宅を長く使うためには、建物全体を何度も建て替えるのではなく、良好な状態の構造躯体を活かしながら、必要な部分を更新できることが重要です。
SE構法では、躯体・基礎などの構造部分と、内装・設備・間仕切り壁などを分けることで、ライフスタイルの変化に合わせたリフォームを検討しやすくなります。
SE構法だけがリフォームできる構法というわけではありません。
一般的な在来工法でも、既存住宅の構造を確認し、必要に応じて補強することで間取り変更を行うことは可能です。
ただし、筋交いや耐力壁など、住宅の耐震性を支えている壁については簡単に撤去できません。
壁量によって耐震性を確保している住宅では、「この壁を取ってLDKを広げたい」と思っても、その壁が構造上必要であれば撤去できない場合があります。
撤去する場合には別の場所に耐力壁を設けたり、梁・柱などを補強したりする必要が生じることもあります。
SE構法では、柱と梁を強固に接合し、構造計算によって建物全体の安全性を確認します。
そのため、新築時から将来の間取り変更を想定して構造計画を行えば、間仕切り壁へ構造的な役割を持たせない空間をつくりやすくなります。
この点が、将来のリフォームを検討しやすい理由の一つです。
SE構法を採用していても、構造柱や耐力要素が変更したい場所に配置されていれば、リフォームに制約が出る可能性があります。
そのため、新築時から「将来この部屋は分けたい」「子どもの独立後はLDKへ取り込みたい」と伝えて構造計画へ反映することが重要です。
子どもが小さい間は、個室を細かく分ける必要がない家庭もあるでしょう。
そこで、新築時には将来2室にできる広さの一室として設計し、子どもの遊び場などとして使う方法があります。
子どもが成長し、それぞれに個室が必要になった段階で間仕切り壁を追加します。
新築時から入口、窓、照明、コンセント、エアコンなどを将来の2室化を考えて配置しておけば、比較的スムーズに変更しやすくなります。
子どもが独立した後は、不要になった間仕切りを撤去し、一つの広い空間へ戻すことも考えられます。
趣味室、ワークスペース、来客スペースなど、そのときの暮らしへ合わせて用途を変更できます。
| ライフステージ | 使い方の例 |
|---|---|
| 子どもが小さい時期 | 広い一室として遊び場・家族共用スペースにする |
| 成長後 | 間仕切りを追加して2つの個室へ分ける |
| 独立後 | 間仕切りを撤去して趣味室・仕事部屋などへ変更 |
子どもの独立後などに、「使わなくなった和室や個室をLDKへ取り込みたい」と考えるケースがあります。
例えば、20畳のLDKと隣接する6畳の個室との間仕切りをなくし、より広いLDKとして使う方法です。
撤去したい壁が構造上必要ではない間仕切り壁であれば、撤去して空間をつなげられる可能性があります。
SE構法では、新築時からこうした将来変更を想定して構造計画を行いやすい点が特徴です。
注意したいのは、「壁を撤去できる」ことと「柱や梁も変更できる」ことは別だという点です。
構造計算によって必要とされた柱・梁などを変更する場合には、改めて構造的な確認が必要になります。
リフォーム前には設計図・構造図を確認しましょう。
新築時には必要なかった仕事部屋も、在宅勤務など暮らし方の変化によって必要になる場合があります。
広い空間があれば、その一部へ間仕切りを追加してワークスペースをつくることも考えられます。
使わなくなった子ども部屋を、書斎、トレーニングルーム、趣味室、収納などへ変更する方法もあります。
構造躯体を大きく変更せず、内装や間仕切りを変更するだけであれば、比較的検討しやすいリフォームです。
新築時に「この部屋は一生子ども部屋」と用途を固定しすぎるのではなく、将来別の用途にも使える広さ・形にしておけば、長く住宅を利用しやすくなります。
将来、親との同居や子世帯との同居を考えることもあります。
その場合、既存の大空間を間仕切りで分けたり、個室の用途を変更したりすることで二世帯住宅へ近づける方法があります。
ただし、完全分離型の二世帯住宅にする場合は、単に部屋を分けるだけではありません。
次のような設備・性能についても確認する必要があります。
・キッチン
・浴室・洗面
・トイレ
・給排水配管
・玄関
・電気容量
・給湯設備
・防音
SE構法の間取り自由度だけで二世帯化できるとは考えず、住宅全体で計画しましょう。
若い時期には2階の寝室を使っていても、年齢を重ねると1階中心で生活したいと考えることがあります。
1階の個室を寝室へ変更したり、LDKの一部を区切って寝室をつくったりする方法があります。
子どもの独立後に空いた部屋をLDKへ取り込み、夫婦2人でゆったり過ごせる空間へ変更することも考えられます。
老後のリフォームでは、間取り変更だけでなく、段差解消、手すり、引き戸への変更、廊下幅、水回りなども重要です。
将来の生活を想定しながら必要な改修を検討しましょう。
SE構法では柱・梁で建物の構造を成立させます。
そのため、構造計算によって必要とされた柱を「間取りの邪魔だから」という理由だけで撤去することはできません。
柱位置を変更する場合は、建物全体への影響を確認する必要があります。
梁は上階や屋根などの荷重を支え、柱へ伝える重要な構造部材です。
梁を撤去したり、位置・サイズを変更したりする場合も構造検討が必要になります。
SE構法だから住宅内のすべての壁が非構造壁というわけではありません。
耐力壁や耐力フレームなど、構造上必要な部分が配置されている場合があります。
見た目だけで判断せず、設計図・構造図を確認しましょう。
柱から伝わる力は最終的に基礎へ伝わります。
柱位置や建物の構造を大きく変える場合には、既存の基礎で対応できるのかについても検討が必要です。
SE構法では、柱と梁などを専用の金物で接合しています。
構造部材を変更する場合には、接合部についても構造上の確認が必要です。
SE構法でリフォームしやすいのは、「構造を無視して自由に変えられるから」ではありません。構造を明確にしたうえで、構造と切り離せる部分を変更しやすいことがポイントです。
室内から見ると同じ壁でも、構造上の役割は異なる場合があります。
単なる間仕切り壁なのか、耐力壁など構造上必要な部分なのかは、壁を見ただけでは判断できません。
壁を撤去する前に、新築時の設計図や構造図などを確認しましょう。
SE構法では一棟ごとの構造計算を行っているため、構造資料をもとに変更可能な範囲を検討することが重要です。
DIYなどで壁を撤去する前に、その壁が構造へ関係しないことを確認する必要があります。
特に大規模な間取り変更を行う場合は、SE構法の構造を理解している住宅会社や設計者へ相談しましょう。
「小さな窓を大きな窓へ変更したい」「庭側に大開口をつくりたい」というリフォームを検討することもあるでしょう。
窓を大きくするということは、外壁の一部を取り除くことでもあります。
そのため、単純なサッシ交換ではなく、建物の構造へどのような影響があるか確認する必要があります。
開口を広げる位置に柱や耐力壁などがある場合は、そのまま撤去することはできません。
希望する開口サイズを実現できるか、構造設計の観点から確認します。
窓を大きくすると、構造だけでなく住宅性能にも影響します。
大きな窓ほど室内外の熱の出入りが増えるため、サッシ・ガラスの断熱性能も重要です。
また、外壁を変更するため、窓周辺から雨水が侵入しないよう防水処理も適切に行う必要があります。
キッチンや洗面、浴室、トイレなどを別の場所へ移動したい場合もあります。
水回りは構造だけではなく、給水・給湯・排水などの設備条件によって移動できる範囲が変わります。
特に排水管は、水が自然に流れるために必要な勾配を確保する必要があります。
希望する場所まで配管を延ばせるか、床下や天井裏などに必要なスペースを確保できるか確認しましょう。
2階へキッチン・浴室・トイレなどを新設する場合は、排水管をどこから1階へ下ろすのかも検討する必要があります。
構造柱・梁との位置関係によっては、希望する配管ルートを取れない場合があります。
住宅設備は構造躯体より先に交換時期を迎えることがあります。
そのため、新築時から設備配管を点検・修理・更新しやすいよう計画しておくことも、住宅を長く使ううえで重要です。
家族が増えたり、仕事部屋が必要になったりして、住宅そのものを広げたいと考えることもあるでしょう。
SE構法の住宅でも増築を検討できる場合がありますが、間仕切り変更よりも大きな構造変更となります。
増築では、既存住宅の柱・梁・基礎と、新しくつくる部分をどのようにつなぐか検討する必要があります。
既存建物へ加わる荷重や地震時の挙動なども考えるため、必要に応じて構造計算を行います。
増築すると、建ぺい率・容積率などに影響する場合があります。
建築確認などの手続きが必要になるケースもあるため、構造だけでなく法規面も確認しましょう。
住宅の一部を取り除く減築についても、単純に不要な部分を解体すればよいわけではありません。
屋根、外壁、基礎、構造バランスなどが変わるため、専門家による確認が必要です。
現在の吹き抜けへ床を設け、2階の居室や収納を増やしたいと考えるケースがあります。
新しく床をつくれば、その床自体の重さや、人・家具などの荷重が既存構造へ加わります。
既存の梁や柱で支えられるか確認し、必要に応じて新しい梁などを計画します。
反対に、既存の2階床を撤去し、LDKの上を吹き抜けにするリフォームも考えられます。
床は単に歩くための部分ではなく、建物の構造に関係している場合があるため、撤去による影響を確認する必要があります。
SE構法は大空間・吹き抜けをつくりやすい構造ですが、完成後の住宅を自由に変更できるという意味ではありません。
既存構造を確認したうえで計画しましょう。
車を使わなくなった後に、ビルトインガレージを居室や趣味室へ変更したいと考えることもあるでしょう。
構造上変更できる場合でも、そのまま居室として使えるとは限りません。
例えば、次のような点を確認します。
・床の断熱
・外壁の断熱
・窓・採光
・換気
・防水
・床高さ
・法規上の条件
現在は車2台が必要でも、30年後には1台になっている可能性があります。
新築時から「将来は別用途へ変更するかもしれない」と想定しておけば、その後のリフォームを検討しやすくなります。
既存住宅の柱・梁などが、どのような条件で構造設計されているのかを確認するための重要な資料です。
柱・梁・耐力壁・接合部などの位置を確認するために利用します。
間取り図だけでは分からない構造情報を確認できます。
SE構法として適切な施工・検査が行われた住宅であることを確認する資料です。
建築時の平面図・立面図・設備図なども、リフォーム計画を立てる際に役立ちます。
すでに増改築や間取り変更を行っている住宅では、新築時の図面と現在の状態が異なっている可能性があります。
過去の工事図面・記録も確認しましょう。
構造だけでなく、雨漏り・外壁・防蟻などの修繕履歴も、現在の住宅状態を把握する材料になります。
SE構法のリフォームでは、図面や構造情報が残っていることが、変更できる範囲を判断する重要な手掛かりになります。
中古住宅の広告に「SE構法」と書かれている場合でも、可能であれば新築時の性能報告書、設計図書、保証証書などを確認しましょう。
構造性能の高い住宅でも、雨漏りや腐朽などが発生していれば現在の状態は新築時とは異なります。
必要に応じて専門家による建物状況の確認も検討しましょう。
過去にリフォームされている場合は、その工事が構造へ影響していないか確認する必要があります。
新築時の図面だけでなく、リフォーム後の図面や施工記録も確認しましょう。
中古住宅を購入した後になってから「この壁は取れなかった」「希望する大開口はつくれなかった」と分かると、当初の計画が成立しない可能性があります。
大規模リフォームを前提に中古のSE構法住宅を購入する場合は、購入前に希望する間取りを住宅会社や設計者へ相談することが重要です。
SE構法住宅のリフォーム費用について、構法だけを理由に一律で高い・安いと判断することはできません。
実際の費用は、工事範囲や使用する設備・材料、構造変更の有無などによって大きく変わります。
| リフォーム | 主な検討内容 |
|---|---|
| 間仕切り変更 | 内装・壁・電気設備等 |
| 設備交換 | キッチン・浴室・給湯設備等 |
| 水回り移動 | 設備+給排水配管 |
| 窓の拡大 | 外壁・サッシ・防水・断熱・構造確認 |
| 吹き抜け・増築等 | 構造検討・設計・施工・法規確認等 |
間仕切り壁を変更するだけのリフォームと、柱・梁・床などの構造を変更するリフォームでは必要な検討内容が異なります。
構造変更を伴う場合は、構造計算や設計、補強工事などが必要になる可能性があります。
リフォーム費用だけでなく、現在の構造躯体を活かしながら希望する住宅へ変更できるかも重要です。
良好な構造を利用できれば、建物全体を解体して建て替える以外の選択肢を検討できます。
現在の住宅が構造的に良好な状態で、主な不満が間取り・設備・内装などであれば、リフォームによって暮らしやすい住宅へ更新できる可能性があります。
一方、構造躯体に大きな劣化がある場合や、現在の建物を利用して希望する住宅性能を実現することが難しい場合は、建て替えを検討することもあります。
リフォームか建て替えかを考えるときは、工事費だけでなく、今後どの程度その住宅へ住む予定なのかも重要です。
例えば、次のような要素を整理して判断しましょう。
・現在の構造躯体の状態
・希望する間取り
・耐震性能
・断熱性能
・設備の状態
・必要なリフォーム費用
・建て替え費用
・今後住む予定期間
SE構法だから柱をどこに置いても将来自由に変更できるわけではありません。
そのため、新築時から将来の間取りを想像し、構造柱を後から邪魔になりにくい位置へ計画することが重要です。
「子どもが独立したらこの壁を取りたい」と分かっているのであれば、その希望を設計段階で伝えましょう。
将来撤去したい壁を構造上重要な部分にしない計画を検討しやすくなります。
一室から二室へ分ける可能性があるなら、入口・窓・コンセント・照明・空調などを将来の分割まで考えて配置するとよいでしょう。
住宅設備は構造躯体より先に更新時期を迎える可能性があります。
給排水管などを点検・補修しやすくすることは、住宅を長く使ううえでも重要です。
30年後にリフォームするとき、現在の住宅を設計した担当者が同じ会社に在籍しているとは限りません。
構造計算資料、設計図、構造図、性能報告書などを大切に保管しておきましょう。
将来を正確に予測することはできません。
それでも、「子どもは独立する」「設備は交換する」「老後は生活範囲が変わる」といった大きな変化を想定することはできます。
現在の間取りだけでなく、将来どう変えられるかまで考えておくと、SE構法の可変性をより活かしやすくなります。
住宅の構造躯体と、キッチンや給湯器、配管、内装などの寿命は同じではありません。
住宅を何十年も使うのであれば、耐用期間の短い設備を交換しながら使い続けることになります。
長期優良住宅の認定基準でも、構造躯体より耐用年数が短い内装・設備について、点検・補修・更新を容易に行えることが重視されています。
つまり、住宅を長く使うためには「壊れない構造」だけでなく、「必要になった部分を交換・修理できること」も重要です。
長期優良住宅制度では「可変性」という考え方もありますが、現行の認定基準上、可変性の具体的な基準は主に共同住宅・長屋を対象としています。
そのため、SE構法の可変性について「戸建住宅の長期優良住宅認定基準だから優れている」と考えるのではなく、住宅を長期間使うための実用的な考え方として間取り変更の余地を持たせると捉えるとよいでしょう。
見た目だけで構造上不要な壁かどうか判断することはできません。
壁を撤去する前に設計図・構造図を確認しましょう。
大規模な間取り変更や構造変更を行う場合は、SE構法の構造を理解している住宅会社・設計者へ相談すると安心です。
クロスの変更や収納追加と、柱・梁・床・外壁開口を変更する工事では、住宅への影響が大きく異なります。
構造へ影響する変更は構造的な確認を前提にしましょう。
「スペースがあるからキッチンを移せる」とは限りません。
排水管、給水管、給湯管などをどのように配置できるか確認しましょう。
大きな窓への変更は、見た目だけの工事ではありません。
構造安全性、断熱性能、雨水対策までまとめて検討する必要があります。
新築時に構造計算された住宅であっても、その後に構造上重要な部分を変更すれば当初の条件とは変わります。
リフォーム後も必要な耐震性能を確保できるよう、適切に構造を確認しましょう。
WHALE HOUSEではSE構法を標準採用し、全棟で許容応力度計算による構造計算を行っています。
SE構法の強固な構造躯体を活かしながら、柱・壁の少ない大空間や大開口など、自由度の高い空間設計を提案しています。
将来の間取り変更まで考える場合も、現在の暮らしだけではなく、「どこを構造として残し、どこを将来変更できるようにするか」を新築時から検討することが重要です。
家づくりをするときは、どうしても現在の家族構成を中心に考えます。
しかし、子どもの成長や独立、働き方、老後などを考えると、今の間取りが数十年後も最適とは限りません。
将来変更する可能性のある場所については、最初から用途を固定しすぎない設計も検討できます。
SE構法による広い空間を、新築時には一室として使い、必要になったら間仕切りを設ける方法もあります。
入口、窓、電気設備なども将来の分割を見越して計画しておけば、その後の変更を検討しやすくなります。
WHALE HOUSEでは、引き渡し後の定期点検やメンテナンスだけでなく、ライフスタイルの変化に伴うリフォームについても相談できます。
建てた時点で完成形を固定するのではなく、家族の変化に合わせて住宅も変えていくという考え方ができます。
住宅を長く使うためには、耐震性・耐久性だけでなく、暮らし方が変わったときに住宅を更新できることも大切です。
構造躯体を良好な状態で維持しながら、間取りや設備を更新できれば、建物全体を建て替えずに次の暮らしへ対応できる可能性があります。
SE構法は、柱・梁などの構造躯体と、間仕切り壁・内装・設備などを分けるスケルトン・インフィルの考え方を取り入れやすいため、将来の間取り変更を検討しやすい構法です。
ただし、リフォーム内容によっては構造確認が必要になります。
いいえ。
構造上必要ではない間仕切り壁であれば撤去を検討できますが、耐力壁や構造上必要な部材などは自由に撤去できません。
見た目だけで判断せず、設計図・構造図を確認しましょう。
隣接する部屋との壁が構造上必要ではない間仕切りであれば、撤去してLDKへ取り込める可能性があります。
ただし、柱・梁、設備配管などの位置によっても変更できる範囲は異なります。
可能な場合はありますが、SE構法だから自由に移動できるわけではありません。
排水管の勾配、床下・天井裏のスペース、構造部材の位置などを確認する必要があります。
既存の外壁へ大きな開口を設けられる可能性はありますが、構造確認が必要です。
柱・梁・耐力要素への影響に加え、断熱・防水についても再検討します。
建物条件によっては増築を検討できます。
ただし、既存部分と新設部分の構造、基礎、法規などを確認する必要があり、間仕切り変更より大規模な工事となります。
築年数だけでリフォームできる・できないを判断することはできません。
構造躯体の状態、雨漏り・腐朽・シロアリ被害の有無、これまでの増改築などを確認したうえで判断します。
可能性はあります。
ただし、購入前にSE構法住宅性能報告書や設計図書などを確認し、現在の住宅状態と、希望する間取りへ変更できるかを確認することをおすすめします。
SE構法だから一律に高いとはいえません。
間仕切り変更なのか、設備交換なのか、構造変更を伴う大規模リフォームなのかによって費用は大きく変わります。
構造変更を伴う場合には、構造検討や補強工事などの費用が必要になる可能性があります。
SE構法の可変性を活かすためには、リフォームするときだけでなく、新築時から将来の暮らしを想定しておくことが重要です。
SE構法は、建物を支える柱・梁などの構造躯体と、間仕切り壁・内装・設備などを分けるスケルトン・インフィルの考え方を取り入れやすい構法です。
そのため、新築時には広い一室だった空間を将来2室へ分けたり、子どもの独立後に間仕切りを撤去して再び広い空間へ戻したりと、暮らしの変化に合わせたリフォームを検討しやすくなります。
また、使わなくなった個室をLDKへ取り込む、ワークスペースをつくる、老後に1階中心の暮らしへ変えるなど、長期間住む中で変化する生活スタイルへ対応できる可能性があります。
ただし、SE構法だからといって、どの壁・柱・梁でも自由に撤去できるわけではありません。
構造計算によって必要とされた柱・梁・耐力壁・接合部などを変更する場合は、建物全体への影響を確認する必要があります。
窓の拡大や吹き抜けの新設、増築などについても、構造確認に加えて断熱・防水・法規などを検討します。
また、水回りの移動では、SE構法そのものより給排水配管の経路や勾配などが制約になる場合があります。
SE構法の「リフォームしやすさ」とは、構造を無視して自由に変えられることではなく、構造を明確にしたうえで、暮らしに関わる部分を将来変更しやすく計画できることです。
その特徴を活かすためには、リフォームするときだけでなく、新築時から「子ども部屋を将来分けたい」「独立後はLDKを広げたい」「老後は1階中心で暮らしたい」など、将来の変化を住宅会社へ伝えておくことが重要です。
さらに、完成後も構造計算資料、設計図、構造図、SE構法住宅性能報告書などを保管しておけば、数十年後にリフォームするときにも既存構造を確認しやすくなります。
WHALE HOUSEではSE構法を標準採用し、全棟で許容応力度計算を行ったうえで、自由度の高い空間設計を提案しています。
引き渡し後もメンテナンスや定期訪問に加え、家族構成・ライフスタイルの変化に伴うリフォームについて相談できます。
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参照元:WHALE HOUSE公式HP(https://www.whalehouse.co.jp/concept/library/se構法/)