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「耐震性を重視するならRC住宅のほうがいい?」「大きな窓や広いLDKをつくるなら、木造よりRCのほうが自由なのでは?」と考えている方もいるでしょう。
RC住宅は、鉄筋とコンクリートを組み合わせて建物をつくる鉄筋コンクリート造の住宅です。
重厚な構造を活かし、耐火性や遮音性を確保しやすいことから、マンションやビルだけでなく戸建住宅でも採用されています。
一方、SE構法は、鉄骨造やRC造などでも使われるラーメン構造の考え方を木造へ取り入れた構法です。
柱と梁を強固に接合したフレームと耐力壁などを組み合わせることで、木造住宅でも柱の少ない大空間や大きな窓、吹き抜けなどを検討できます。
SE構法とRC住宅は、どちらも大空間・大開口を計画できる場合がありますが、構造材料、建物重量、耐火性、遮音性、断熱計画、施工方法、建築費などは大きく異なります。
また、RC造にもラーメン構造や壁式構造などがあるため、「RC住宅なら間取りがすべて自由」と単純に考えることはできません。
ここでは、SE構法とRC住宅について、耐震性、大空間・大開口、設計自由度、建物重量、耐火性、遮音性、断熱性、建築費などの違いを比較します。
| 比較項目 | SE構法 | RC住宅 |
|---|---|---|
| 主な構造材 | 構造用集成材 | 鉄筋・コンクリート |
| 構造 | 木造ラーメン構法 | ラーメン構造・壁式構造など |
| 大空間 | 柱・壁を抑えた大空間を検討しやすい | ラーメン構造では大空間を検討しやすい |
| 大開口 | 柱・梁のフレームを活用して検討しやすい | 構造形式・設計によって大開口を検討できる |
| 耐震性 | 一棟ごとの構造計算によって確認 | 構造計算をもとに柱・梁・壁などを設計 |
| 建物重量 | RC造と比べて軽量 | 木造と比べて重量が大きい |
| 耐火性 | 防火・耐火仕様によって対応 | コンクリートを活かした耐火性が特徴 |
| 遮音性 | 壁・床・窓などの仕様によって異なる | 重量のある壁・床を活かして遮音性を確保しやすい |
| 断熱性 | 木材は比較的熱を伝えにくいが、住宅全体の断熱設計が必要 | コンクリート部分を含めた断熱計画が重要 |
| 建築費 | 一般的な木造住宅より構造費が高くなる場合がある | 材料・施工工程などから高くなる場合がある |
| 工期 | RC造と施工工程が異なる | 型枠・配筋・コンクリート打設など複数工程が必要 |
| 空間の特徴 | 木の質感と大空間を両立しやすい | 重厚感やコンクリートを活かした空間をつくりやすい |
SE構法とRC住宅は、単純に「木造かコンクリートか」だけで比較するものではありません。
大空間や耐震性だけでなく、どのような空間で暮らしたいのか、耐火・遮音をどの程度重視するのか、建築費や建物重量をどう考えるのかまで含めて比較することが大切です。
RCとは「Reinforced Concrete」の略で、日本語では鉄筋コンクリート造と呼ばれます。
鉄筋を組んだうえで型枠を設置し、その中へコンクリートを打設して柱・梁・壁・床などをつくります。
コンクリートは圧縮される力に強く、鉄筋は引っ張られる力に抵抗しやすい材料です。
それぞれの性質を組み合わせることで建物を支える構造をつくります。
マンションやオフィスビルなどで広く利用されていますが、戸建住宅でも採用されています。
RC住宅について考えるときに注意したいのが、「RC造=すべて同じ構造ではない」という点です。
代表的な構造方式の一つが、柱と梁によるフレームで建物を支える「ラーメン構造」です。
柱と梁によって建物を支えるため、壁の配置自由度を高めやすく、大空間や大開口を計画しやすいことが特徴です。
一方、「壁式構造」は、壁そのものを主要な構造要素として建物を支えます。
室内に柱・梁の出っ張りを抑えやすい一方、構造上重要な壁の位置が間取りへ影響する場合があります。
そのため、RC住宅の設計自由度を比較するときは、「RCかどうか」だけではなく、どの構造方式を採用しているか確認することが大切です。
RC住宅では、鉄筋とコンクリートによる重厚な構造を活かした住まいをつくれます。
コンクリートの性質を活かした耐火性や、重量のある壁・床による遮音性などは、RC住宅を検討する理由の一つになるでしょう。
また、コンクリート打ち放しを室内外のデザインへ取り入れるなど、RCならではの意匠を楽しむこともできます。
SE構法は、鉄骨造やRC造などでも利用されるラーメン構造の考え方を木造住宅へ取り入れた構法です。
強度や品質が管理された構造用集成材を使用し、柱と梁を専用のSE金物などで強固に接合することで、建物を支えるフレームをつくります。
柱・梁・接合部を一体となった構造として考え、耐力壁などと組み合わせることで建物を支えます。
そのため、一般的な木造住宅と比べて、柱や耐力壁による制約を抑えながら間取りを検討しやすいことが特徴です。
SE構法では、実際に建築する一棟ごとの間取りをもとに構造計算を行います。
建物自体の重さや積載荷重、地震力、風圧力などを考慮し、柱・梁・耐力壁・接合部などが必要な性能を満たしているか確認します。
さらに、地盤調査の結果を踏まえて基礎についても検討します。
大きな窓、吹き抜け、大空間などを採用する場合も、それらを含めた実際のプランで構造を確認することが特徴です。
SE構法では柱と梁によるフレームを活用できるため、耐力壁を配置したくない場所が多い住宅でも構造を検討しやすくなります。
例えば、柱の少ない広いLDK、庭へ向かって大きく開く窓、吹き抜け、ビルトインガレージなどです。
「木造だから柱や壁が多いのは仕方がない」と考えるのではなく、構造計算をもとに、どこまで柱や壁を減らせるか検討できます。
RC住宅では、鉄筋とコンクリートによって柱、梁、壁、床などを構成します。
ラーメン構造の場合は、柱と梁によるフレームを中心に建物を支えます。
壁式構造の場合は、壁そのものが建物を支える重要な構造要素になります。
どちらの場合も、鉄筋とコンクリートを組み合わせた重厚な構造で建物へかかる力を受け止めます。
SE構法では、主要な構造材として構造用集成材を使用します。
柱と梁を専用金物で強固に接合し、フレームとして働かせることで、木造住宅でも大空間を検討できる構造をつくります。
耐力壁などと組み合わせながら、建物へかかった力を基礎まで伝えます。
RCラーメン構造とSE構法には、「柱と梁によるフレームを活用して建物を支える」という共通点があります。
一方、使用する材料は鉄筋コンクリートと木材で大きく異なります。
また、柱・梁の接合方法、建物重量、施工方法、基礎へかかる荷重なども異なります。
「どちらもラーメン構造だから同じ」と考えるのではなく、構造材料まで含めて違いを理解しましょう。
「鉄筋コンクリートは頑丈だから、木造より必ず地震に強い」と考える方もいるでしょう。
しかし、住宅の耐震性は構造材料だけでは決まりません。
建物形状、柱・梁・壁などの配置、接合部、建物重量、基礎、地盤、構造計算、施工品質など、さまざまな要素が関係します。
そのため、「RCだから安全」「木造だから地震に弱い」という単純な比較は避ける必要があります。
RC住宅は鉄筋とコンクリートを使用するため、木造住宅と比較して建物重量が大きくなります。
地震時に建物へ加わる力には建物重量も関係するため、その重さを踏まえて柱、梁、壁、基礎などを設計する必要があります。
RC住宅では、建物へかかる力を構造計算によって確認しながら必要な部材を設計します。
SE構法では、一棟ごとの許容応力度計算によって建物の構造安全性を確認します。
柱、梁、耐力壁、接合部などについて、地震力や風圧力などへ耐えられるか計算します。
大空間や大開口を採用した場合も、その実際のプランを構造計算へ反映します。
そのため、SE構法についても「木造だから」という材料だけではなく、実際の建物についてどのように構造を確認しているかを見ることが重要です。
SE構法は木造であるため、RC住宅と比べると建物重量を抑えられます。
地震時に建物へかかる力には重量も影響するため、建物を軽くできることは構造計画上の一つの特徴です。
ただし、「軽ければ必ず地震に強い」というわけではありません。
建物全体の構造バランスや部材の強度、接合部、基礎などを含めて考える必要があります。
RC造の中でもラーメン構造は、柱と梁によるフレームで建物を支えます。
そのため、建物を支える壁の位置による制約を抑え、大きな空間や開口部を計画しやすいことが特徴です。
広いLDKや大きな窓、高い天井などを希望する住宅でも、RCラーメン構造の特徴を活かせる場合があります。
一方、RC住宅であっても壁式構造の場合は、壁が建物を支える主要な構造要素になります。
そのため、構造上重要な壁を自由に撤去したり、大きな開口へ変更したりできるとは限りません。
「RC住宅なら柱も壁も自由にできる」と考えるのではなく、採用されている構造方式を確認する必要があります。
SE構法も柱と梁によるフレームを活用するため、木造住宅で大空間や大開口を検討できます。
例えば、リビング中央の柱を減らした広いLDKや、庭側へ壁いっぱいの窓を設けるプランです。
さらに、吹き抜けやビルトインガレージなど、床や壁が少なくなる住宅についても、実際の間取りをもとに構造を検討できます。
そのため、「大空間をつくりたいからRC住宅」という選び方だけでなく、木造のSE構法も比較対象になります。
RCラーメン構造では、柱と梁によるフレームで建物を支えるため、壁の配置自由度を高めやすくなります。
大空間、大開口、複雑な建物形状などを含め、幅広い設計を検討できます。
コンクリート打ち放しや曲線を取り入れた意匠など、RC造ならではのデザインを希望する方にとっても魅力があります。
RC造でも壁式構造では、建物を支える構造壁の位置が重要です。
そのため、新築時だけでなく、将来の間取り変更でも構造壁を自由に撤去することはできません。
将来的なリフォームまで考える場合は、どの壁が構造上必要なのか確認しておきましょう。
SE構法では、柱・梁によるフレームと耐力壁などを組み合わせることで、木造でも壁や柱による制約を抑えやすくなります。
例えば、次のような住宅です。
・柱の少ない広いLDK
・庭側へ大きく開くリビング
・大きな吹き抜け
・ビルトインガレージ
・スキップフロア
・狭小地の3階建て
ただし、SE構法でも何でも自由に設計できるわけではありません。
柱と柱の距離、上階の間取り、屋根、開口、耐力壁、基礎などによって構造条件は変わります。
実際のプランについて構造計算を行い、必要な柱や壁を判断することが重要です。
RC住宅では鉄筋とコンクリートを大量に使用するため、木造住宅と比べて建物重量が大きくなります。
建物の重さは、その荷重を受ける基礎や地盤にも影響します。
そのため、土地の地盤条件を確認したうえで、建物重量に対応できる基礎を設計することが重要です。
土地条件によっては、地盤への対応も含めて検討する必要があります。
SE構法では主要な構造材に木材を使用するため、RC住宅と比較すると建物重量を抑えられます。
同じような大空間を検討する場合でも、構造躯体そのものの重量には大きな違いがあります。
建物重量が異なれば、地震時に建物へ加わる力や基礎へ伝わる荷重も変わります。
SE構法はRC住宅より軽量ですが、「木造だから簡単な基礎でよい」という意味ではありません。
柱の少ない大空間では、一部の柱へ大きな荷重が集中する場合があります。
その力を適切に地盤へ伝えるためには、建物ごとの条件に合わせた基礎設計が必要です。
木造・RCを問わず、地盤調査と基礎の構造計画を確認しましょう。
RC住宅の特徴の一つが、コンクリートの性質を活かした耐火性です。
コンクリート自体は燃える材料ではないため、火災時にも構造体が直接燃焼することはありません。
住宅密集地や、防火・耐火を重視する家づくりでは、RC住宅を検討する理由の一つになります。
木材は燃える材料であるため、RC住宅とは材料そのものの性質が異なります。
一方、木造住宅でも、外壁や内壁、天井などの仕様を工夫し、法令や地域条件に応じた防火・耐火設計を行うことができます。
そのため、「木造住宅だから火災に弱く危険」と一律に考えるのではなく、実際の防火仕様を確認することが重要です。
音を遮る性能には、壁や床の重さ、厚み、構造、隙間などが関係します。
RC住宅は重量のあるコンクリートによって壁や床を構成できるため、外部騒音や室内間の音を抑える設計で特徴を活かしやすい構造です。
幹線道路沿いなど外部騒音が大きい土地や、音楽・ホームシアターなど音環境を重視する住宅では、RC住宅が魅力になる場合があります。
SE構法は木造のため、RC住宅と構造体の重量が異なります。
一方、住宅全体の遮音性は構造材だけでなく、壁や床の構成、断熱材、窓、建具、設備配管などによっても変わります。
木造住宅で遮音性を重視する場合は、どのような床・壁仕様を採用するのか住宅会社へ確認しましょう。
RC住宅は重厚なコンクリートでつくられていますが、「RCだから自動的に高断熱」というわけではありません。
コンクリート部分を通じた熱の出入りを抑えるため、住宅全体について適切な断熱計画を行う必要があります。
断熱材を建物の外側へ配置する方法や室内側へ配置する方法などがあり、採用する断熱方法によって室内環境も変わります。
SE構法は木造であり、木材は比較的熱を伝えにくい材料ですが、SE構法を採用しているだけで高断熱住宅になるわけではありません。
住宅の断熱性能には、断熱材、窓、気密性能、換気計画、施工精度などが関係します。
そのため、SE構法とRC住宅を比較するときは、構造材料だけでなく、実際の断熱仕様や住宅性能を確認しましょう。
広いLDKや吹き抜けを採用すると、冷暖房する空間の容積が大きくなります。
どの構造を選んでも、大空間住宅では断熱・気密性能だけでなく、エアコンの位置、空気の流れ、日射なども含めて考えることが大切です。
RC住宅では、鉄筋、コンクリート、型枠など多くの材料を使用します。
さらに、配筋、型枠、コンクリート打設など専門的な施工工程が必要です。
また、建物重量に対応した基礎設計や土地条件への対応が必要になる場合もあります。
そのため、一般的な木造住宅と比較すると建築費が高くなる傾向があります。
ただし、RC住宅でも建物規模や構造方式、仕上げなどによって費用は大きく変わります。
SE構法では、強度や品質が管理された構造用集成材、専用の接合金物、一棟ごとの構造計算などを採用します。
そのため、一般的な仕様の木造住宅と比べて、構造部分の費用が高くなるケースがあります。
一方で、RC住宅との費用差は建物規模やプランによって異なるため、「SE構法ならRCより必ず安い」とは限りません。
SE構法とRC住宅の費用を比較するときは、坪単価だけを見るのではなく、同じ住宅条件で総額を比べることが重要です。
例えば、次のような条件をそろえて比較します。
・同程度の延床面積
・30畳の大空間LDK
・庭側の大開口
・吹き抜け
・同程度の耐震性能
・同程度の断熱性能
・同程度の住宅設備
さらに、本体価格だけでなく、基礎、地盤への対応、設計費、設備、仕上げなども含めて確認すると比較しやすくなります。
RC住宅では、鉄筋を組み、型枠を設置したうえでコンクリートを打設します。
コンクリート打設後には、必要な強度を得るための養生期間なども必要です。
こうした工程を繰り返しながら建物をつくるため、木造住宅とは施工の進め方が大きく異なります。
SE構法では、構造計算をもとに加工された構造材を現場へ搬入し、専用金物などを使って組み上げます。
RC造とは材料も施工方法も異なるため、工事全体の工程にも違いがあります。
ただし、実際の工期は建物規模、土地条件、天候、住宅会社などによって変わるため、工法だけで一律に比較するのではなく、具体的な工事スケジュールを確認しましょう。
・木造住宅の質感を活かしたい
・柱の少ない大空間LDKをつくりたい
・壁いっぱいの大きな窓を設けたい
・吹き抜けと大開口を組み合わせたい
・ビルトインガレージをつくりたい
・RC住宅ほどの重厚な構造を必要としていない
・木造で一棟ごとの構造計算を重視したい
・RC以外の大空間住宅も比較したい
特に、木造ならではの質感を大切にしながら、大空間や大開口を実現したい方にとって、SE構法は選択肢の一つになります。
・鉄筋コンクリートならではの重厚感を求めている
・コンクリート打ち放しなどをデザインへ活かしたい
・耐火性を重視している
・遮音性を特に重視している
・RCラーメン構造による大空間を希望している
・建築費や工期を含めてもRC住宅を選びたい
RC住宅には、重厚な構造やコンクリートならではのデザインなど、RCでしか得にくい魅力があります。
一方、「高級感のある家を建てたい」という希望だけであれば、必ずしもRC住宅にする必要はありません。
木造住宅でも、大空間、高い天井、大きな窓、無垢材や石材などの素材、照明計画などによって高級感のある空間をつくることができます。
大切なのは「高級住宅=RC」というイメージだけで決めるのではなく、どのような空間や暮らしを求めているのか整理することです。
大空間を希望する場合は、「広いLDKにできます」という説明だけでなく、どの柱・梁・壁で空間を支えるのか聞いてみましょう。
リビング中央に柱が必要になるのか、希望する家具配置や生活動線へ影響しないかも確認するとよいでしょう。
庭側へ大きな窓をつくりたい場合は、希望する開口寸法を伝え、その部分をどのような構造で支えるのか確認しましょう。
開口部の周囲に必要な柱や壁もあわせて確認すると、完成後のイメージをつかみやすくなります。
「RCだから安心」「SE構法だから安心」という説明だけではなく、実際の建物についてどのような構造計算を行うのか質問しましょう。
柱・梁・壁だけでなく、基礎までどのように確認しているかもポイントです。
SE構法とRC住宅では建物重量が大きく異なります。
その土地の地盤条件を踏まえ、どのような基礎や地盤への対応が必要になるのか確認しましょう。
構造だけで住宅の快適性は決まりません。
どのような断熱材を使うのか、窓性能はどの程度か、気密性をどのように確保するのかなどを確認しましょう。
RC住宅では耐火・遮音が特徴として挙げられることがありますが、実際の性能は建物の仕様によって異なります。
SE構法についても、必要な耐火・遮音性能をどのような材料や構成で確保するのか確認しましょう。
構造ごとの坪単価だけではなく、自分たちが希望する住宅を完成させた場合の総額を比較しましょう。
特にRC住宅では、建物本体以外にも土地条件や基礎などによって費用が変わる場合があります。
WHALE HOUSEでは、耐震構法としてSE構法を標準採用しています。
柱と梁による木造ラーメン構造を活用することで、柱の少ない広いLDK、大きな窓、吹き抜け、ビルトインガレージなど、開放感のある間取りを検討できます。
RC住宅のような重厚な構造ではなく、木造住宅ならではの質感を活かしながら、大空間と構造安全性の両立を目指しています。
SE構法は、RC造や鉄骨造でも利用されているラーメン構造の考え方を木造へ取り入れています。
柱・梁・接合部を強固なフレームとして利用することで、木造でも壁や柱による制約を抑えながら間取りを検討できます。
そのため、「大空間や大開口をつくるならRC住宅でなければならない」と最初から決める必要はありません。
WHALE HOUSEが採用するSE構法では、一棟ごとの許容応力度計算によって建物の構造を確認します。
大空間、大開口、吹き抜けなどを含めた実際の間取りについて、建物へかかる荷重、地震力、風圧力などを確認しながら構造を設計します。
地盤調査の結果も踏まえて基礎まで検討するため、デザインだけでなく建物全体の構造を考えながら家づくりを進められます。
WHALE HOUSEでは、単に「柱を減らせるからSE構法を使う」という考え方ではありません。
木材の質感、窓から見える景色、家具配置、生活動線、断熱・気密性能なども含めて住宅を設計します。
構造上の自由度を活かしながら、実際に暮らして心地よい空間をつくることを大切にしています。
「大空間だからRC住宅」「高級住宅だからRC」と最初から構造を決める必要はありません。
木造のSE構法でも、柱の少ない大空間、大きな窓、吹き抜けなどを検討できます。まずは実現したい空間が木造でどこまで実現できるのか確認してみましょう。
「柱の少ない30畳のLDKにしたい」「庭側を壁いっぱいの窓にしたい」「大空間でも地震への備えを重視したい」という希望がある場合は、まずその空間がどのような構造で実現できるのか確認しましょう。
SE構法で実現できるのであれば、RC住宅だけでなく木造住宅も選択肢にできます。
構造材料だけで、RC住宅のほうがSE構法より地震に強いと一律に判断することはできません。
実際の耐震性能には、建物形状、構造形式、柱・梁・壁、接合部、基礎、地盤、構造計算、施工品質などが関係します。
SE構法でも一棟ごとに構造計算を行い、実際の間取りについて安全性を確認します。
RCラーメン構造では柱・梁によるフレームを活用できるため、大空間を計画しやすい構造です。
ただし、どのような空間でも柱をなくせるわけではありません。
また、壁式RCでは構造上重要な壁が間取りへ影響する場合があります。
実際にどこまで柱や壁を減らせるかは、構造方式やプランをもとに判断します。
SE構法では、柱と梁による木造ラーメン構造を活用して、大きな窓や開口部を検討できます。
ただし、実現できる開口幅は、建物形状、上階の間取り、柱と柱の距離、耐力壁、基礎などによって異なります。
実際のプランについて構造計算を行い、開口部の大きさを判断することが重要です。
建物条件によって異なるため、一律に比較することはできません。
RC住宅では鉄筋、コンクリート、型枠などの材料や複数の施工工程が必要なため、一般的な木造住宅と比較すると建築費が高くなる傾向があります。
SE構法についても、専用の構造材や金物、構造計算などによって、一般的な木造住宅より費用が高くなる場合があります。
同じ広さ、同程度の住宅性能、間取り、設備など条件をそろえて総額を比較しましょう。
RC造であることだけで、高い断熱性能が確保されるわけではありません。
RC住宅でも、コンクリート部分を含めた適切な断熱設計が必要です。
SE構法についても、断熱材、窓、気密性能、換気などによって住宅全体の断熱性能が決まります。
構造材料だけではなく、実際の断熱仕様を確認しましょう。
RC住宅は重量のあるコンクリートの壁・床を活用できるため、遮音性を確保しやすいことが特徴の一つです。
ただし、住宅全体の遮音性能には窓、ドア、換気口、設備なども関係します。
SE構法でも壁や床、窓などの仕様を工夫することで遮音性能を高めることはできますが、音環境を特に重視する場合は具体的な仕様を住宅会社へ確認しましょう。
高級感は構造だけで決まるものではありません。
RC住宅にはコンクリートの重厚感を活かしたデザインがありますが、木造住宅でも大空間、高い天井、大きな窓、素材選び、照明計画などによって高級感のある空間をつくれます。
どのようなデザインや暮らしを求めているのかを整理したうえで構造を選ぶことが大切です。
SE構法とRC住宅を比較するときは、耐震性や大空間だけでなく、建物重量、耐火性、遮音性、断熱性、費用などを総合的に確認しましょう。
RC住宅は、鉄筋とコンクリートを組み合わせた重厚な構造を持ち、耐火性や遮音性などに特徴があります。
また、RCラーメン構造であれば、柱と梁によるフレームを活用し、大空間や大開口を計画しやすくなります。
一方、SE構法は、RC造や鉄骨造でも利用されるラーメン構造の考え方を木造へ取り入れ、柱と梁による強固なフレームと一棟ごとの構造計算によって大空間を検討できる構法です。
RC住宅と比べて建物を軽量にでき、木造住宅ならではの質感を活かしながら、柱の少ない広いLDK、大きな窓、吹き抜けなどを計画できます。
そのため、「耐震性を重視するならRC」「大空間ならRC」「高級住宅ならRC」と構造を先に決める必要はありません。
一方で、耐火性や遮音性、コンクリートそのもののデザインを特に重視する場合には、RC住宅ならではの魅力があります。
大切なのは、耐震性、大空間、耐火性、遮音性、断熱性、建築費、木の質感など、自分たちが住宅で何を優先するのかを整理することです。
WHALE HOUSEではSE構法を標準採用し、全棟で許容応力度計算を行いながら、柱の少ない大空間、大きな窓、吹き抜けなどを含む住まいを設計しています。
「RC住宅のような大空間を木造でつくりたい」「大きな窓のある高級感のある家にしたい」「木の質感を楽しみながら耐震性にもこだわりたい」という方は、希望する空間がSE構法でどこまで実現できるのか相談してみてはいかがでしょうか。

WHALE HOUSEは兵庫県で唯一全棟SE構法を採用する工務店です。大空間と耐震性の高さを保証するそのSE構法をベースにデザイン性と性能の高い家を手掛けており、ハウスメーカーを経験した彦坂社長を筆頭に、設計事務所出身の敏腕設計士、大手ゼネコンの元社員など、スペシャリストが揃っています。それぞれの経験や知恵、技術を結集し、彼らが届けるのは、「なんとなくいい家」ではなく、「渾身のいい家」。ワクワクと楽しさも両立しながら、遊び心のあるプランを提案してくれる会社です。
参照元:WHALE HOUSE公式HP(https://www.whalehouse.co.jp/concept/library/se構法/)