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こちらでは長期優良住宅について、メリット・デメリットなどを交えながらご紹介していきたいと思います。
従来の「つくっては壊す」という考え方を転換し、「いいものをつくって、きちんと手入れして、長く大切に使う」というストック活用型への転換を促進するために導入された制度になります。
所定の条件をクリアした家づくりを行うことで、税制面などさまざまな優遇が受けられるというのが大きな魅力です。
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一般的な維持管理下で、100年以上建物を使い続けられると認められること。
大規模地震の際でも、建物の変形を一定以下とする措置が講じられていること。
建物本体に影響せず上下水道やガスの配管などが維持管理、交換できるようになっていること。
ライフスタイルの変化などに合わせ、間取りの変更工事が簡単にできること。
車いす用のスロープ設置など、将来的なバリアフリー化工事が見据えられていること。
エアコン依存度を軽減する断熱性能向上などが施されていること。
地域の地区計画に配慮し、景観を損なわないデザインになっていること。
一戸建て住宅では床面積が75㎡以上あり、定期的な点検などの維持保全計画がなされていること。
物件を建てる時点から、将来を見据えた定期的な点検や補修などに関する計画が立てられていること。
最長35年の全期間固定金利の住宅ローンとして知られ、民間金融機関と住宅金融支援機構の提携によって提供される「フラット35」。長期優良住宅に認定された物件に対しては、フラット35の借入金利を一定期間引き下げることができる「フラット35S」が利用可能になります。
当初10年間を低金利で借りることができるという元々魅力的な「金利Aプラン」での借入金利を、フラット35Sなら当初10年間において、さらに年率で0.25%引き下げることができるという内容になっています。
たとえば住宅ローン減税の控除対象となる金額は一般住宅が4,000万円なのに対し、長期優良住宅は5,000万円まで認められます。不動産取得税に関しても一般住宅は1,200万円控除なのに対し、長期優良住宅は1,300万円控除といった具合です。
その他にも登録免許税や固定資産税といった住宅に関する税金面で、長期優良住宅は一般住宅よりも優遇される措置が用意されています。
長期優良住宅の基準をクリアした際には、「技術的審査適合証」、「認定通知書」という書類が発行されます。地震保険へ加入する際にこれらを保険会社に提出すると、建物の免震・耐震性能に応じた地震保険の割引を受けることができます。ただし内容や割引率などは保険会社や加入プランなどで異なってくる可能性もありますので、しっかり確認するべきです。
いわゆる地域密着型で、地域型住宅グリーン化事業の採択を受けたグループに属する中小規模工務店で木造住宅を建てた場合、補助金を受け取れる制度があります。長期優良住宅に認定された物件はこの制度の「長寿命型」に該当し、最大110万円の補助金を受けられる可能性があります。ただし、あくまでも「地域型住宅グリーン化事業の採択を受けたグループに属する中小工務店」で建てたことが条件となりますのでご注意ください。
長期優良住宅に認定されるためには、所管行政庁の審査を経て認定を得る必要があり、それに付随して所管行政庁が適合証の提出を求める場合は、住宅性能評価機関による技術審査も必要になります。これらに数週間程度の時間が取られ、着工もその分遅れることになります。また費用も10万円程度が必要になります。
長期優良住宅は認定されたら終わりではなく、条件のひとつである維持保全計画に従ったメンテナンス、そしてその内容の記録をしっかりと行わなければなりません。これを怠ると認定が取り消され、税や補助金などの優遇を受けていた場合はその金額の返還を求められることもあり得ますので、この点はしっかり踏まえておくべきです。
兵庫県の神戸市を中心に、西宮、芦屋などで注文住宅を手掛けるWHALE HOUSE。兵庫県で唯一100%SE構法施工店で、SE構法の特長である高い耐震性と自由度の高い空間の住まいを提供している会社です。
SE構法のほか長期優良住宅にも考えを持っている会社で、その点についてWHALE HOUSEの彦坂社長に伺ってみました。
長期優良住宅はその仕様で建てなきゃいけないという国が定めた基準。絶対にやっておいたほうが良いものです。でも、実際には任意になっています。なぜなら、長期優良住宅の基準に大工さんが対応できないから。
我々は長期優良住宅を全棟やっていますが、決してそれを売りにしているわけではありません。当たり前に良いものを、当たり前に提供したいという思いです。今の時代に沿った住宅であり、全棟長期優良住宅をやっていますと、大々的に言うものでもないと考えています。
デザインと性能の両面を兼ね備えたSE構法。特徴のひとつが、空間の広さです。柱や梁、最低限の耐力壁で家を建てるため、室内に大空間が生まれます。たとえば吹き抜け、大開口、ビルトインガレージなどを実現できます。
性能面では、耐震性の高さが魅力。柱や梁などを最低限にしながらも高い強度を保てるのは、たとえば質の高い構造用集成材を使っていたり、構造計算をして部材や太さを決めているから。そのほかにもまだまだありますが、こうした点から高い耐震性を確保しています。
お気に入りのデザインで、家族が快適に安心して住める家、それをSE構法では実現できます。
WHALE HOUSEは兵庫県で唯一全棟SE構法を採用する工務店です。大空間と耐震性の高さを保証するそのSE構法をベースにデザイン性と性能の高い家を手掛けており、ハウスメーカーを経験した彦坂社長を筆頭に、設計事務所出身の敏腕設計士、大手ゼネコンの元社員など、スペシャリストが揃っています。それぞれの経験や知恵、技術を結集し、彼らが届けるのは、「なんとなくいい家」ではなく、「渾身のいい家」。ワクワクと楽しさも両立しながら、遊び心のあるプランを提案してくれる会社です。
参照元:WHALE HOUSE公式HP(https://www.whalehouse.co.jp/concept/library/se構法/)